「STI for SDGs」アワードは、科学技術・イノベーション(Science, Technology and Innovation:STI)の力で社会課題を解決し、SDGsの達成に一層貢献することを目指して、JSTが2019年度に創設した表彰制度です。本アワードは、科学技術を用いて社会課題を解決する日本発の優れた取り組みを表彰し、それらをさらに発展させるとともに、同様の課題を抱えている国内外の他の地域でも広く活用されることで、SDGs の達成に貢献することを目指しています。
STI -科学技術・イノベーション- という言葉の響きから、最新技術・先端技術を使った取り組みを想像されるかもしれませんが、本アワードでは、活用している科学技術の先進性や高度さだけを重視しているわけではありません。既に社会に流通している既存の技術をどのように工夫して活用しているのか、その取り組みによって 2030 年に向け社会をどう変えていきたいと考えているのか、国内外への展開の可能性など、幅広い観点での審査を行います。
本アワードでは、様々な優れた取り組みを見出し広めていくことで、より大きな社会変革の流れを起こし、持続可能な未来の創出に貢献したいと考えています。大学や企業の研究成果の社会実装を進める取り組み、企業・自治体・一般市民など様々な立場の方の協力によって行われている取り組み、次世代を担う若い世代の皆さんによる取り組みなど、分野や立場を問わず科学技術・イノベーションの力で社会課題解決を行いSDGsの達成を目指す取り組みを広く募集します。
そして、この流れを更に大きなものとするために、2025年度からは、社会課題解決の具体的な成果はまだ少なくても近い将来に本格的な成果が見込める取り組みや、今後大きな成果が期待できる取り組みを対象とした奨励賞を新設します。例えば、起業間もないベンチャーや、社会実装にとりかかったばかりの取り組みなどもご応募いただけます。 ご応募にあたっては本要領を必ずご一読ください。皆様からのご応募をお待ちしております。
【応募要件】
- 科学技術を用いて社会課題を解決することによりSDGsの達成を目指す、地方自治体、民間企業、大学等(国公私立大学、高等専門学校、公設試験研究機関、国立研究開発法人等)、公益法人・NPO等の非営利法人、教育機関(高等学校、中学校等)、自治会やサークル、市民ネットワーク等の任意団体、その他有志によるグループ等、国内の団体による取組であること。(法人格の有無は問いません)
- 応募時点において、取組が計画や研究段階ではなく、社会課題解決のための具体的な活動実績を持つ、または近い将来に実績が見込めるものであること。
- 応募および選考において日本語での対応が可能であること。
【応募期間】
2025 年 5 月 9 日(金)~ 同年7 月 16 日(水)正午
【応募方法】
応募要領を必ず確認のうえ、応募申請用紙に必要事項を記入し応募サイトからご応募ください。
書類選考の結果は9月上旬頃にご連絡いたします。
面接選考は9月中旬~下旬を予定しています。(面接選考の日程は変更となる場合がありますが、変更の際は当サイトにてお知らせします)
応募サイトはこちら☆
【お問い合わせ】
国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター
「STI for SDGs」アワード事務局
E-mail:sdgs-award★jst.go.jp ★をアットマークに変えてください。
HP:https://www.jst.go.jp/ristex/sdgs-award/
※お問合せの際には「FAQ一覧 (172KB)」もご確認ください。