全国の市民調査員の方々のご協力により実施している環境省事業「モニタリングサイト1000里地調査(以下、モニ1000里地調査)」。
24年10月にこれまでの18年間の調査結果をとりまとめ、私たちにとって身近な存在であるスズメの急減など、里地里山の生物多様性に迫る危機を明らかにしました※。
モニタリング調査の継続で課題となっているのが「後継者の育成」です。次世代にこの重要な取り組みを引き継ぐには、既存の枠組みを超えた多様な主体との連携が不可欠です。里地調査では、調査データを学校教育に活かす事例は近年増えていますが、次世代の担い手として大きな可能性のある学校や学生が、実際に調査に参加する連携事例は多くありません。
そこで本シンポジウムでは、「学校や学生との連携」に焦点を当て、次世代の担い手育成、ひいては多様な主体と連携するためのヒントや工夫を共に考えます。関心のある方ならどなたでも参加できます。皆さまのご参加をお待ちしております!
【日時】
2025 年 11 月 22 日(土)13:30 ~ 16:00
【開催場所】
オンライン会議システム「ZOOM」による開催(定員280人)
【対象】
モニ1000里地調査員のほか、どなたでも参加できます。
【参加費】
無料
【プログラム】
〈オープニング〉13:30~
◆開会挨拶 環境省生物多様性センター長 常冨 豊氏
◆話題提供
「モニタリングサイト1000とは?」環境省生物多様性センター 平松 新一氏
「モニタリングサイト1000里地調査の成果と課題」日本自然保護協会 藤田 卓氏
〈基調講演〉14:00~
◆「自然を知る・地域を知る~学校や学生と進める自然環境調査の意義~」
美幌博物館 鬼丸 和幸氏
〈学校や学生と連携した調査サイトの事例紹介〉14:35~
◆神奈川県
市民団体と大学部活が連携して調査
山田 健一氏(奈良川源流域を守る会)、守屋 大地氏(玉川大学生物自然研究部)
市民団体と大学の部活動の学生・OB/OGが連携し、2008年から植物や鳥の調査を実施。調査や自然観察を通じた学びは、学生にとって、生物と環境との関わりや、その保全について考える貴重な機会となっている。
◆東京都
公園管理に参加する教育プログラムとして活用
片山 敦氏(NPO法人 フュージョン長池)
公園管理への市民参画の一環として、里地調査を活用。近隣小学校の総合学習や大学のインターンシップの機会を活かし、中・大型哺乳類やカエル類の調査を行っている。
◆神奈川県
哺乳類調査で学校との連携を構築中
森 拓也氏(逗子市役所)、山浦 安曇氏(理科ハウス)
逗子市がコーディネーターとなり、さまざまな団体と連携して調査を実施。中・大型哺乳類調査では中学校科学部と連携した実績があり、現在は新たな学校との連携を構築中。
◆多様な主体と連携した調査のためのポイント
鬼丸 和幸氏 (美幌博物館)
〈総括・クロージング〉 15:50~
【お申し込み】
見逃し配信用に録画します。見逃し配信のみご希望の方も、申込フォームより締め切りまでにお申し込みください。
申込締め切り:11 月 16 日(日)
【お問い合わせ】
公益財団法人 日本自然保護協会
モニタリングサイト1000里地調査事務局 担当:福田
〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F
TEL:03-3553-4101(代表)
FAX:03-3553-0139
mail:moni1000satochi★nacsj.or.jp(★を@に直してお送りください)
URL:https://www.nacsj.or.jp/event/56758/









