~プラスチックに頼りすぎたくらし~
プラスチックはとても便利で使い勝手もなく、私たちの暮らしを豊かにしてくれました。しかし、便利すぎて使いすぎ、海洋プラスチックごみ問題をはじめ、さまざまな問題も起きています。
日本でも2020年7月、長年各地の消費者団体が取り組んできた「買い物袋持参運動」が実を結び、レジ袋の全国一斉有料化が実現しました。これにより、レジ袋の使用量削減は進みましたが、私たちの暮らしのまわりには、まだまだたくさんのプラスチックが使われています。
その中には「これは使いすぎかな」、「減らせるのでは」と思えるものもあります。
~調査のきっかけと目的~
2022年1月、フランスで「一部の野菜や果物のプラスチック包装を禁止する」という制度が始まりました。(対象は、未加工の1.5kg未満の31種の青果物→その後、順次対象青果物が拡大された)
この制度に先立ち、フランス政府は「現在、販売されている野菜や果物のうち、約37%が何らかの包装をされている」というデータを発表しています。言い換えれば、60%以上の青果物は包装されずに販売されている(いわゆる“はだか売り”)ということがわかります。
では、日本の青果物売場ではどうなっているのでしょうか。現在「お店のプラスチック調査」のプロジェクトリーダーを務める堀さんは、国内の店頭プラ包装の調査データを探しましたが、大規模かつ直近の調査データは見当たりませんでした。「データがないなら調べてみよう」と考え、この調査を始めることになりました。
◆「お店のプラ調査2025」に、ご参加・ご協力ください。
☆京都の認定NPO法人環境市民からのご案内とお願いです。
今秋「お店のプラスチック調査2025」を実施中です。ぜひご参加・ご協力ください。
グーグルフォームを活用し、簡単に回答していただけます。調査票は以下のサイトからアクセスしていただけます(紙版の調査票も用意しています)。
お店のプラ調査2025 全国調査票 [https://forms.gle/pM7htVvRnp3DUziS7]
◆おしえて、あなたが感じる店頭プラ包装
昨年、全国のスーパーマーケットを調査し、1,180店の青果物売り場での野菜・果物のはだか売り率として、12.5%という平均値を得ました。(詳しい報告はこちら)
ほとんどプラ包装されている実態を具体的なデータで表しましたが、今年は、「おしえて、あなたが感じる店頭プラ包装」をテーマに、「プラ包装を減らした方がよい」と思う人が多いか、「これでよい」と思う人の方が多いか、消費者・学生の「思い」を集めています。環境問題やプラ問題への関心の有無に関係なく、多くの人に参加していただきたいと願っています。
昨年の調査結果と消費者の思いを合わせて、プラ包装を(できるところから)減らす力にしたいと思います。
◆こんな調査です。お買い物のついでに行ってください。
対象店舗はスーパーマーケットです。いつも行く店、たまたま立ち寄った店、どの店でも結構です。他の人と調査店が重複してもOKです。期間は2025年12月15日(月)までです。
青果物売り場を見渡して、無包装で売られている(はだか売り)野菜や果物が棚面積全体の何%を占めるか、「0%」から「91%以上」まで7つの選択肢のうち、「近い」と思ったものを選んでください。店頭で調べてもらうのは1項目だけ。目視調査ですので、商品を数えてもらう必要はありません。
そのほか、調査に参加してどう感じたか、3問お尋ねします。プラ包装が多い、ちょうどよい、減らした方がよい、減らす必要はないなど、これも選択肢から最も近いものを選んでいただきます。
調査の内容について、以下のサイトで紹介しています。
お店のプラ調査2025「おしえて、あなたが感じる店頭プラ包装」
(紙版の調査票はこのサイトからダウンロードしていただけます)
https://horitakahiro.sakura.ne.jp/2025/09/15/b/
詳しくはこちらをご覧ください☆
お問い合わせ先
特定非営利活動法人 環境市民
〒604-0934 京都市中京区麩屋町通二条下る 第二ふや町ビル206号室
電話:075-211-3521
FAX:075-211-3531
お店のプラスチック調査プロジェクトリーダー 堀 孝弘 thori0420@gmail.com








