子どもたちの未来をひらくキャリア教育
東京海上グループでは、CSR主要テーマのひとつに「人を支える」を掲げています。その具体的な取り組みとして、青少年育成や高齢者・障がい者・アスリートの支援等の地域・社会貢献活動を継続してきました。次代を担う子どもたちに対しては、地球環境や安心・安全に関して考えるきっかけを提供したいという思いから、出前授業などに積極的に取り組んでいます。
「リスクと未来を考える授業」が誕生した背景を教えてください。
近年、キャリア教育の重要性が強く認識されています。そしてその推進にあたっては、専門性を持った企業の人材が教育現場に貢献することへの期待が高まっています。
そこで私たちは、保険会社の特性を活かして「リスクを想定し、将来に備えること」の大切さを学ぶプログラムを検討してきました。具体的には、東京海上日動リスクコンサルティングが、文部科学省から実証研究の委託を受け、千葉大学教育学部の藤川大祐教授や多摩市立東愛宕中学校の千葉正法校長をはじめ中学校・高校の先生方やNPO等キャリア教育の有識者から専門的なアドバイスをいただきながら、東京海上日動と協働して開発を進めました。
「リスクと未来を考える授業」はどのようなプログラムなのでしょうか。
カードゲームとワークショップを組み合わせているのが大きな特長です。
生徒たちはグループに分かれ、街のパン屋さんの経営者として売上を競います。各グループには決められた予算が与えられ、新商品開発・店内の改装・保険の加入等のアプローチとそれにかかる費用が書かれた「作戦カード」から作戦を選択します。選んだ作戦によって、お店の利便性や魅力が高まり、売上に影響を与えます。
さらにゲーム内では、店長が病気になったり、食中毒が発生してしまう等、予期せぬトラブルがお店に起こります。そのとき備えをしているかどうかも、売上に大きな影響を及ぼします。
こうして、お店を成長させながらリスクを回避する重要性を学び、保険の大切さをゲーム感覚で体験できる授業となっています。
【詳細・参考リンク】
詳しくはこちら↓
http://www.tokiomarinehd.com/csr/pickup/2017_02.html
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/release/pdf/170426_02.pdf