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2020.05.08 トピック 

第74回「愛鳥週間」令和2年度野生生物保護功労者表彰

環境省では、野生生物保護に関し特に顕著な功績のあった個人及び団体に対し、その功績をたたえるため、毎年愛鳥週間の期間に表彰を行い、環境大臣賞並びに環境省自然環境局長賞を授与しています。

中国地方からは、以下の皆様が受賞されました。
このたびは、受賞おめでとうございます!!

<環境大臣賞>

都道府県 被表彰者 功績概要
広島県 坂本 充 氏 1) 絶滅危惧種ミヤジマトンボを保護するため、団体を立ちあげ、調査や環境整備、生息域外保全等に尽力し、その活動により宮島内の生息個体数の回復や生息地のラムサール条約登録等に貢献した。
2) 絶滅危惧昆虫の保護を目的とした、団体を各種組織し、指導を務めるほか、講演会や観察会講師、絶滅危惧昆虫の関連記事を執筆する等の啓発活動に尽力している。
3) 平成21年より全国的に減少傾向であるアカトンボ類のモニタリング調査を継続しているほか、行政の要請によるレッドリスト等の作成に係る調査や執筆に貢献している。
鳥取県 市橋 直規 氏 1) 平成4年より大山隠岐国立公園内の美保関地域や隠岐諸島において、鳥類標識調査を行い、その主導する調査によって美保関や米子水鳥公園が重要な渡り中継地であることを証明するとともに、渡りルートの解明に貢献している。
2) 山陰地方では初めてのミヤマホオジロの繁殖を確認し、論文発表を行ったほか、ロシア等の研究者と共同調査を実施する等の国際協力に尽力している。
3) 長年の調査経験を活かし、多くの鳥類標識調査員の育成に努めたほか、探鳥会等の活動を通して、野鳥保護思想の普及に取り組んでいる。

<林野庁長官感謝状>

都道府県 被表彰者 功績概要
岡山県 小見山 節夫 氏 1) 昭和46年より鳥獣保護管理員を務め、高梁美しい森鳥獣保護区を中心とした巡視やミチノクフクジュソウ自生地の育成管理、ガン・カモ類生息数調査等の鳥類調査事業に参加する等、野生生物保護や環境保全に尽力している。
2) 絶滅危惧種ブッポウソウの繁殖地を守るため、地元小学校や住民と巣箱の設置や管理作業に尽力し、生息数回復に貢献している。
3) NPO 法人ふれあいの里・高梁を設立し、企業等の森林保全活動の支援や子供たちに自然体験活動の場を提供するほか、高梁野鳥の会会長として観察会講師を務める等、地域の自然保護意識の向上に尽力している。

<公益財団法人日本鳥類保護連盟会長褒状>
広島県 福本 幸夫 氏

【概 要】
愛鳥週間は、野鳥を保護し愛鳥思想を広く国民に普及するため、昭和22年4月10日に「バードデーの集い」(現、(公財)日本鳥類保護連盟(以下「連盟」)主催)として始まりました。その後、昭和25年に毎年5月10日から16日の1週間を「愛鳥週間」と定め、現在まで続いています。

<令和2年度の表彰数及び表彰者名> ※詳細は別紙のとおり

1.環境大臣賞(個人4件、団体2件、計6件)
・橋本 正弘 (大阪府推薦)
・坂本 充 (広島県推薦)
・常田 守(鹿児島県推薦)
・市橋 直規(環境省自然環境局長推薦(鳥取県))
・にいがた野鳥の会(新潟県推薦)
・特定非営利活動法人しまね野生鳥獣救護ボランティア(島根県推薦)

2.環境省自然環境局長賞(個人3件、学校1件、団体2件、計6件)
・山川 弘一 (福島県推薦)
・河地 辰彦 (栃木県推薦)
・小山 正人 (埼玉県推薦)
・甲賀市立甲南第三小学校 (滋賀県推薦)
・嬬恋村高山蝶を守る会 (環境省自然環境局長推薦 (群馬県))
・浅間山系ミヤマシロチョウの会 (環境省自然環境局長推薦 (長野県))

なお、例年「愛鳥週間」中に「全国野鳥保護のつどい」を(公財)日本鳥類保護連盟と共催し、その中で表彰式を開催しておりますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止を考慮し、本年度は中止とさせていただきます。

【添付資料】
令和2年度 功労者表彰受賞者一覧(功績内容一覧) [PDF 405 KB]

【連絡先】
環境省自然環境局野生生物課
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8282

【詳細・リンク】
http://www.env.go.jp/press/108006.html

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