本助成制度は、課題の設定が独創性・萌芽性をもつ研究、発想や着眼点が従来にない新規性をもつ研究を支援します。
とりわけ実践研究部門においては、急速な社会構造の変化に伴って生じる様々な問題の解決に向けた、実践を伴う研究を支援するものです。その中でも、実践研究に関する『海に関係する研究』は重点テーマとして支援します。
毎年度の研究期間終了後、審査選考を行い、優れた研究成果を挙げた方や、厳しい研究環境のなかで真剣に研究に取り組んだ方など数名に「奨励賞」を授与しています。また、助成を受けた研究者には、将来、研究の成果を海外で発表する際の旅費などの一部を支援する「海外発表促進助成」を設けており、研究者としてのステップアップと、国際的な舞台で活躍する研究者に育つことを応援します。
【助成対象となる研究】
A 教員・NPO職員等が行う問題解決型研究
学校、NPOなどに所属している方が、その活動において直面している社会的諸問題の解決に向けて行う実践的な研究を求めます。
(例)
○学校教育現場における新たな学習指導方法の研究
○不登校・引きこもりの自立支援のための研究
○地域のまちづくりのための研究
○よりよい環境や福祉の実現のための研究 など
B 学芸員・司書等が行う調査・研究
学芸員・司書等が博物館や図書館等の生涯学習施設の活性化に資する調査・研究を求めます。
また、所属機関とは別の機関や、大学、自治体などの異分野の機関・施設と連携した研究も歓迎します。
(例)
○博物館・図書館の活性化に資する研究
○博物館資料・図書館資料に関する基礎的または応用技術的な研究
○博物館・図書館現場における新たな学習教材・教育プログラムの開発・研究
○博物館・図書館の利用者支援に関する研究
○地域特性や地域資源を活用しながら住民との協働により社会貢献が果たせる研究
など
詳細は、本会 Webサイトにある「申請マニュアル」を確認してください。
【対象者】
教員、学芸員、司書、カウンセラー、指導員、市民活動・地域活動等の専門的立場にある方などで、特に年齢は問いません。
なお、非常勤や嘱託等の方は、雇用期間内に調査・研究が終了することを条件とします。
【研究期間】
2021年4月1日(木)~2022年2月10日(木)まで。
研究計画は、期間内に達成し成果をとりまとめられるものとします。
【助成額】
1件:50万円を限度とします。
【申請期間】
2020年9月15日(火)~2020年10月15日(木)23:59までに完了させたものまでとします。
※事前にユーザ登録が必要となります。
また、NPO等については次の①~③の書類を、E-mail に添付(1通につき3ファイルまで、1ファイル10MB まで)または郵送にて提出してください。
① 会則(規約)あるいは定款
② 過去2年間の事業報告書(決算書を含む)
③ 過去の活動実績がわかるニュースレターやチラシ等
【申請方法】
申請は本会Webサイトで行います。
E-mail や郵送など、他の方法では受け付けられません。
申請方法について詳しくは、「申請マニュアル」を確認してください。
【問い合わせ先】
公益財団法人日本科学協会 笹川科学研究助成係
〒107-0052 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル5F
TEL:03-6229-5365
E-mail:josei@jss.or.jp